京都市内を西へ西へとひた走ると嵐山に突き当たる。この先へ行く観光客は（保津川下りを除いて）まずいない。しかし京都西山の自然を堪能するならむしろここがスタートになる。踏ん張って六丁峠を越えると眼前には保津川の大峡谷が広がるし、保津峡を越えて水尾まで行けば、この季節ならあたり一面にたわわに実ったゆずが見られる。

さらに登っていくと神明峠。峠から亀岡に降りる道が分かれるが、不法投棄対策か通行止め。しばらく進んでようやく登りが終り、樒原の集落。しきみという字自体が何となく密教的な感じだが、実際神事に使われる樹木（しかも有毒）であるらしい。ここには愛宕山への登山口もあるが、さすがに自転車では無理。いつもはここから越畑、神吉へ進むが、今日はまだ走ったことのない国分への道を経由して亀岡まで。

総走行：37.7km　総登坂：760m