福井と敦賀を結ぶR8やR365はどちらも幹線国道のため交通量が多く、しかも路側帯もろくにないので自転車で走るのは危険である。というわけで武生から今庄までは北国街道を走り、今庄からは福井県道207号で敦賀に抜けることにした。

北国街道といっても古い町並みが残されているわけではない。雪に埋もれる厳しい地域ではそんな余裕はないのだろう。県道207号は旧北陸本線跡を利用してできた道で、山中峠から敦賀側はトンネルが連続する細い道となる。トンネルは自転車にとって避けたいものの一つだが、ほとんど車の通らないこの道に限っては快適に走ることができる。

南今庄と敦賀は一駅区間だが、距離は16.6kmと京都ー宇治間の14.9ｋｍよりも長い。ピークの山中峠を越えてから1時間以上走ってようやく駅に到着した。

総走行：51.9km　総登坂：551m