大阪と兵庫との県境付近を能勢電鉄という小さな私鉄が走っている。叡山電鉄（出町柳ー鞍馬）と同様、妙見山への参拝客を運ぶ鉄道として設立された。辺鄙な所を走るので収支は悪そうだが、輪行者にとっては行動範囲を広げてくれるありがたい存在。今回は山陰線並河駅から府境を越えて妙見口駅に至るコースを設定した。午後に出ても楽勝の短いコースである。

亀岡の一つ先の並河からスタート。湯の花温泉を過ぎた所で国道372から国道477にスイッチ。そのまま走ればゴールだが、この国道、自転車にはあまり優しくない。そこで府境を越えてからは並行する細道と府道106を通って田尻まで南下。ここで野間の大ケヤキを一目見ようと、猪ノ子峠を越えて再び国道477に戻る。大迫峠を過ぎると左手にケーブル黒川駅。そこからさらに1.5km下って妙見口駅に到着。

総走行：32.4km　総登坂：446m