紀伊半島の東部は山陰に通じる鄙びた雰囲気が好きで何度か訪れている。しかし、関西圏からはやはり遠い。日帰りでは走行時間が限られるため、現地に一泊して尾鷲と熊野間をじっくり堪能することにした。一日目は尾鷲から海沿いを熊野に向かって走り、二日目は熊野から内陸部を走って尾鷲に戻る。一周コースなのでできれば完走したいところだが、昼に尾鷲を出て熊野までたどり着くのは自分の足では到底無理。日が暮れた時点で一日目は終了、あとはＪＲ紀勢線で移動とした。

今回最大の難所は大曾根浦と九鬼の間の山岳地帯。曲がりくねった細い道が延々と続く。これでも八鬼山トンネルが開通するまではれっきとした国道だった。鉄道なら10分足らずのところを2時間かけて通過。九鬼を過ぎるとまた次の山岳越えが始まる。三木浦では睡魔に襲われ小一時間休憩。結局、ほぼ中間地点の賀田まで行くのがやっと。残りは次の機会に。

総走行：45.3km　総登坂：803m